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快楽園梅香絵日記

「まずい…上から見ないと! 上から見下してやらないと!
 俺 の 人 生 が 否 定 さ れ て し ま う !!」

(島本和彦『アオイホノオ』DAICON3OPアニメを見たホノオの悲鳴)

2013年04月13日 3/23深夜・海楽フェスタ前夜祭~オールナイト上映カーニバル@シネプレックス水戸

画像の説明 3/24イベントのことは後で書くよ! と言いつつも、まとまった時間も取れず、さりとてこのまま記憶の風化に任せるのはあまりに残念……ということで、海楽フェスタ前夜祭~オールナイト上映カーニバル@シネプレックス水戸についてだけでも簡単に書いておきます。……といっても3週間も経っているわけで、纏まったルポは既にいっぱい上がっているし、舞台挨拶は撮影班が入っていたのでどこかに収録されるのだろうし、肝心の本編についてはもう皆さんご覧になってるわけで、長々書くようなこともないわけですけど。

そんなわけでここでは上映会参加者全員の中で、おそらく最もシネプレックス水戸に通い慣れている(開業以来月2~4回)であろう私が、目前に現れた“異界と化したシネプレックス水戸”にぶったまげた、ということを中心に書いておこうと思います。地元民目線の記録に価値がある! かもしれないし、それに角川からユナイテッドシネマに売り渡されたいま恐らくこんなイベントはもう二度とないだろうし……ね。 画像の説明 チケットが取れたのはCINEMA6。シネプレックス水戸最大(といっても460席)のスクリーンで、シネプレックス独自の音響システム[HDCS]導入で音響もバッチリ。私はF列中央という場所にも恵まれ、観やすい&音も良い。なにより「宇宙最速上映」!(by宣伝の廣岡さん)なのが嬉しいじゃないの。ちなみに舞台挨拶が多少押したため、上映スケジュールは予定より10分ずつ遅れました。 画像の説明 明らかにいつもと違う売店! 上映会時は大行列ができましたが、商品自体は当日朝7時から買えました(一部ないものも)。普段は朝9時開店なのに、頑張りすぎだろうシネプレックス水戸! この日はプリキュアの初日でもあったので、多くの女児とその親も訪れていたはず。見慣れないアニメキャラを見てなんだと思ったのだろうか……w 画像の説明 いきなり団子! すごい、西住殿の郷里の名物菓子だからって、わざわざ取り寄せたのかぁ!……と思われがちですが、実はシネプレックス(水戸以外も)は以前(私の記憶だと昨年末あたり)からこれ取り扱ってたんですよね。理由は知りません! たまたま凄い偶然が働いたということで。 画像の説明 一番の売れ筋は間違いなく華さんセット。(R)レギュラーサイズって何だよ! 華さんなら(L)ラージサイズだろうが!……と言っていた人が、目の前に出されたセットのボリュームにウッとなる流れ。ポテトとポップコーンを一緒に食べる機会ってまずないよね……ポップコーンのフレーバーによってはかなりの苦行に……。

さて上映中、CINEMA6での定点観測。

■外気温は3月末にしては寒いくらいだったのだけど、場内は人いきれで暑い暑い。タオルを持ってきてよかった。上映途中から思い出したように空調が効きだして、終盤は肌寒いくらいに。まぁラスト2話は放っておいても体温が上がるので、丁度いいくらいだったけれど!

■日付が変わってからの6時間、しかも1から10話は見慣れているわけだし、そりゃ寝ちゃうよねー……と危惧していたけれど、私はなんとか耐えられました。ただし第二部(5話~10話)は長いこともあってさすがに寝息がそこかしこから。長時間連続上映の一番の敵はOP・EDで、もう当分聞きたくない! という気分に。まぁ中盤からはED+OPの3分間に休めばいいんだ! と気付いたので、その時間に眼鏡を外し眼をつぶり場合によっては目薬を差し……とやっていたおかげで乗り切れたのかもしれない。

■音響は期待していた通り良かった。というかこんな音響設計していたのか! と初めて気付いたことがいっぱい。一応私も自宅では安物なりに5.1サラウンド環境組んでいるけれど、ブルーレイ再生では全然わからない音が劇場では隅々まで聞こえる! 車両毎に異なるエンジン音、履帯が軋む音や地面を踏みしめる音、砲塔の旋回をはじめ各種作動音に、市街戦でよくわかる「戦車が至近を通過することによる」音、そしてもちろん砲撃音に爆発音……すごい! しかしTV放送には明らかにオーバースペック! センシャラウンドは伊達じゃない!

■1話冒頭の大洗戦車たちが走っていく例の長回しは(BDでもある程度わかったけど)立体音響のわかりやすい名場面。何十回も見ているのに、新鮮な気持ちで見られました。他で印象に残ったのは、6話でのファイアフライの最初の砲撃(名場面!)。まさに「来たぞ!」という咆哮で、あれでビクッと目を覚ましてる人がいた(笑)。8話でのカチューシャ合唱や「Ураааааааааааааа!!」が前後左右から聞こえる!(ここで感動してちょっと涙が)当然プラウダの一斉砲撃も凄い凄い。さすがに寝ていられないね。ビリビリ震えてるしw。11話の山の砲撃戦にパンツァーリートも痺れた。

■OVAが上映されると知らなかった人が結構いたらしく、流れたときに劇場がどよめいた。そりゃあ5話が始まると思ってたら「ウォーター・ウォー!」が始まったら驚くよなぁw大画面大音響で「SPAM!SPAM!SPAM!」が観られたのは確かに貴重な体験でした。

■終了後に大拍手! は想定通りだけど、12話は上映中も拍手&歓声&笑いがいたるところで上がってました(少なくともCINEMA6では)。普通の映画なら「米国人じゃないんだから静かに観ろよ」派の私ですが、今回のこれは上映会だし、ま、多少はね? 11話まではみんな我慢していたということで。拍手歓声が多かったのは●ヘッツァーがマウスの下に潜り込む⇒八九式が上に乗っかる⇒マウス撃破、の一連の流れ●「せんりゃくだいさくせん!」のとこ(私はここで涙出た)●丸山ちゃんが喋った!●ヤークトティーガーうっちゃってポキリ●ポルシェティーガーの昼飯の角度●一対一になってからはもう決着つくまでヒャアヒャア声上がってたよ!

■上映会組には「大洗の人に最終回ネタバレ(11話もまだ未放映)をしないよう」お願いされていたんだけれど、そうは言ってもこの時代、ネットでガンガンネタバレ出回っちゃうんだろうなぁ……と思っていたのに、意外にもほとんどバレ出ず。ネタバレ発信地になると思われた2ch本スレで全然バレが出なかったのは感動した――正確にはバカが一人とうっかりが数人いたけれど、周囲が全力を持ってスルー&嘘バレで覆い隠した――まぁMX放送後は大々的に発信されたんで、上映会で観られて本当に良かったよ、BS11組としてはね!

■1500数十人の参加者がいて致命的なネタバレが出回らなかったのは、参加者の平均年齢が高い(あの中だと私は若造だよ!)というのもあったろうけれど、「スゴいものを観てしまった……」という思いで頭が一杯になってバラそうなんて考えなかった、というのもありそう。いや、私がそうだったので。バレなんかで自分のこの感動を分散させてたまるかよ! みたいな想いが。 画像の説明

シネマ6上映終了後の売店の様子。上映前の写真と較べられればよかったんだけど、人が多すぎて撮影できなかった……それでも「どう見ても映画館の売店ではない」状態は伝わるのでは。当初はもっともっとモノが多くて、「こんなに大量に並べても、映画館に来た観客が4~6千円するプラモデルとかそうそう買うわけないじゃん……終わったら大洗に行くんだし……」と思っていましたが、いやぁ、売れましたねぇ。私も買ったけどね! この写真を撮った後、1/35 ポルシェティーガー -レオポンさんチームver.-も完売したけれど、あれ地獄から来た悪魔のキットよな……しかしそれでも12話のあの獅子奮迅の活躍ぶりを見れば欲しくなるのもわかる。わかるけど……! どさくさに紛れてストライクウィッチーズの商品も売っていたことも記しておかなければ。それシネプレックス水戸で「劇場版ストライクウィッチーズ」上映したときは売ってなかったヤツだよね!? 画像の説明 そしてこの麻子である。コーヒーポスターは私が確認した範囲ではあんこうチーム+会長の計6種類。上映終了後、興奮冷めやらぬまま大洗鹿島線で大洗に向かう一行から離れ、疲れ果てた私は始バスで自宅に戻るのだった……いや、風呂と朝食その他を済ませてから乗り込みましたけどね!

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