2013年03月03日 大洗で食べ歩き
■ 別冊spoonガルパン特集号を買う金があったら、今月のメガミマガジンとアニメディアを買ったほうが幸せになれる!(挨拶)
前回の続きになります。大洗に行ってから一週間経ってしまいました。前日に「聖地巡礼モニターツアー」があったのは知っていたけど、どうやら中上育実さんとすれ違っていたことは帰宅してから知りました! 絵馬には気付かなかった……磯前神社には11時頃と16時半頃の二回行ったんだけれど。裏返っていたのかなぁ。
今回は記念乗車券ともうひとつ、「大洗の食」の取材が目的だったのです!……というとカッコよさげだけれど、要は同人誌内で使うネタのための下調べです。女の子+食べ物は鉄板ネタだしね! あんまりガルパン関係ない話になっちゃうけど、そこはその。 今回の目標のひとつ、大洗リゾートアウトレット内で販売されているほしいもクレープ。訪れる2日前の金曜日から販売開始された新商品! 発売直後でまだ知名度が低いのか、それとも当日強風が吹いていて外でクレープ食ってられるか! ってことなのか、私以外食べている人は見られず……もうちょっとガルパンアピールしてもバチは当たらないと思うよ! 650円とちょっと高めだけれど、この包み紙が百円ぶんくらいはあると思ったほうがいい。手にする前は「包装紙が汚れるのでは?」という危惧があったけれど、実際はクレープを通常の用紙で包んだうえにガルパン包装紙をかぶせているので、すぐ外せば汚れる心配なし。紙じたいも頑丈で、これなら保存できるかも。 これがほしいもクレープだ! ぶっ刺さった一本のほかにも、クリームの中に細切りにされた干し芋が練りこまれている。柔らかいクレープ生地の中のやーらかーい生クリームの中に、ゴツゴツとした干し芋の食感が…うん…新しい…かな…。合うといいえば…合う…。 ガルパン包装紙はセブンイレブン(大洗に2軒ある)のマルチコピー機でスキャン。保存メディアがUSBのみなのが難点だけれど、ありがたいサービス。開いててよかった! USBメモリを持ち歩いていたのはたまたまです。大きさはB4の短辺(257mm)の長さの正方形なので、折り目を付けたくない人はB4サイズが入るケースを持っていくか、筒状にするのを推奨。 包装紙の中央にその店が。……こんな場面、ガルパンにあったけ? と思って確認したらOVA第1話、水着を買った直後に2秒ほど映ってました! 難易度高いな! 店のテーブルで座って食べたり写真撮影していたときも、明らかにガルパン客と思しき人たちが、みんなスルーしていって寂しかったよ! 行ってあげて! 大洗名物みつだんご。まいわい市場でもパックに入って売っているけれど――16時頃に行ったら売切れていたので人気はあるようだ――せっかくだから、その売り場に置かれてた、本店の地図が書かれた紙切れを手に行ってみました、味の店 たかはし。おぅ、狭い。これは観光客が押しかけるような店ではないな。小麦粉で作った団子はモチモチと柔らかく、タレ(炊飯器で保温している!)は甘すぎずしょっぱすぎず、これは旨い。食べてると10話のもぐもぐみぽりん(あれ好きなんだけどBD/DVDでは直されちゃうのかなぁ)みたいな顔になります。 で、そのたかはしの隣にある甘太郎。日曜定休なのでこれは他の日に行ったときの写真。ぶっちゃけどこをどう見ても普通の大判焼きです。けれど1個70円という安さと、にも関わらず店内で食べるとお茶を出してくれる親切さが嬉しい。いろいろお話も伺いました。名物店主のお爺さんが去年亡くなったこととか、水戸に甘太郎という今川焼き屋があるけれど、あれは「かんたろう」と読んで何の関係もない、という話とか。
そして大洗といえば噂に聞いた「たらし」だ!……とお店を目指したんですが……開いてない……。日曜定休、という店も当然あるんだけど、聞いた話だとけっこうな数の店が閉店してしまった模様。みつだんごだって元気なのはたかはしの他は人気店の白土屋くらいで、多くの店は閉店……。言うまでもないですが津波と放射能(の風評による観光客の激減)の影響です。そりゃあ波に浚われていない水戸だって、歯が抜けるようにいろんな店が潰れていってるくらいなんだから、直接被害を受けた大洗がそうなるのは当然ですよね……。クックファン店長が言っていたという「やっと復興とつかない、自分達が本当に楽しめるイベントが出来るね!」がズッシリきます。
……だからってただのガルパン馬鹿として来ている私に出来ることがそうあるわけでもなく、飲み食いして買い物して楽しんで、こうしてブログで紹介しているわけです。遠くから来る人みたいに宿泊はしないので……ちなみに「ガールズ&パンツァー応援宿泊プラン」をやってる宿はここを参照。大洗ホテルの >戦車と女子高生という、今までに無い設定とリアルな戦車へのこだわりがファンの心をつかみ、昨年秋放映後、またたく間に人気アニメの仲間入りしたハートフル・タンク・ストーリー という説明には「お、おう」となるけれども。 磯前神社の坂を上がって行ったところにあるセイブ大洗店(セイブは茨城県内にのみチェーン展開しているスーパーマーケット)にドーンと並ぶ「撃破率百二十%」こんなどう見ても地元の人しか来ない店で並べて誰が買うんだ!? 月の井の「お取り扱い店舗一覧」にも載ってないし! 他所では売り切れててもここにはずっと残ってると思うので、穴場だ! そのセイブの近所にあったお店で昼食。いかにも地元の人とかサーファーとかがフラッと来そうな、海の家っぽい店構えでいい感じ。まぁ海は全然見えない立地なんですけど。前回大洗で観光客向けの有名店に入ったところ、まぁおいしいはおいしいんだけど、全然落ち着けなくてうーん……となったので、地元の人が普段使いしている評判の良さそうな店にしてみた次第。観光客向けのあれこれや、ガルパンに染まってない店のほうが落ち着けるかな、と思ったのも選んだ理由。 「こういうのでいいんだよ こういうので」というメニュー。オススメらしいしょうが焼き定食に決定。しょうが焼きというのは馴染み深い割に謎の多いメニューで、メインの「豚肉」は省略するのに、調味料に過ぎない「しょうが」を強調するネーミングってどうなの? そんなに言うほど「しょうが」かい? という基本のツッコミがひとつ。そして店によって供される形態が全然違う、というのがもうひとつ。一番多いのが「ロース肉を3~5mmにスライスしたものが2~3枚、熱で反り返ってる」パターン。次が「細切りされた肉がタマネギ等と炒められて、肉野菜炒めみたいになってる」パターン。前者を期待して注文したら、後者が供された時の落胆は相当なもの。さて、どんなものが出てくるか……? どっちでもなかった。とんかつくらいの大さ・厚さのロース肉が、じっくり焼かれていて、「しょうが焼き」というより「トンテキ」に近いのでは? しかし生のおろし生姜がたっぷりかかっているので、成程確かに「しょうが焼き」だ……。見た目は食欲をそそるけれど、この厚さだと食べにくいかも……と箸を入れたら柔らかい! 意外に時間掛かるな、と思っていたけれど、厚い肉に中心まで火を通しつつ、表面が焦げないような絶妙な火加減で調理されている。うまっ! タレも(安い店でありがちな)ただただ濃い味ではなく、肉の味を引き立ててご飯もすすむちょうどよい味付け。これにご飯(旨い。普通盛りでもじゅうぶん)・味噌汁(熱くて旨い!)・おこうこ(特筆することなし)・それに小鉢でしらすおろしが付いてくるのが大洗らしいところ。食後にコーヒーのサービスがあったけどこれはたまたまか。これで1100円なら全然高くない。 ガルパンはカケラもなかったけど、何故かめんまがいました。
……思ったんだけどメニューの上から4つ、「にんにく焼き」「しょうが焼き」「特製焼肉」「ポークソテイ」ってソースが異なるだけで基本同じものなのでは……? コミケットスペシャルin水戸で誕生したうめ物語、いつの間にかうめワインなる姉妹品が生まれていた! まいわい市場のガルパン売り場でも、ガルパンと何の関係もないのに中央に置かれて、よく売れていたぞ! よし、私も買おう。 そしてお馴染みの餡香焼き。いも餡×4個のパックだぁー! うめワインであんこう焼き! 双方ともそれほど甘くないのでアリアリアリ!
そんなわけでご馳走様でした。今度はなんとか「たらし」を食べたい。次はちゃんと下調べしてから行きます……では。